参院選の結果を受けた臨時国会が始まった。与党が衆参両院で過半数割れとなり政権の先行きも不透明な中、ガソリン減税は与野党協議が始まったものの、各党が選挙戦で掲げた給付金や消費減税は行方が見通しにくくなっている。
まず動いたのは、ガソリン減税だった。ガソリン税に上乗せされる旧暫定税率を年内に廃止することで与野党が合意し、財源確保や流通をめぐる課題などについて検討する実務者協議が1日、スタートした。
与党はもともと来年4月以降の廃止を念頭に置いていた。だが参院選の結果を受け、「民意に従って政策づくりをする」(自民党・坂本哲志国会対策委員長)と、前倒しに踏み出した。秋の臨時国会での法案成立をめざす。
一方、与党が打ち出した現金…